Adobe Bridgeを使おう
レーティングに関しては書く必要もないくらい皆さんがメインで使うセレクト作業の一つですよね。
Bridgeにも基本となるラベル・レーティングがあります。ショートカットに関しては別に書きます。
ラベル(紫)のショートカットは決まったものがありますので、書いておきます。
目次
フルスクリーンプレビュー
レビューモードでセレクト
セカンダリウィンドウを使った比較
Bridgeのキャッシュを考慮したセレクト
♦️ラベル・レーティング♦️
ラベル・レーティングについては特に書くことはありません。ほとんどのユーザーがセレクトのために使いこなしていると思います。
ただ、このショートカットに宛てがわれている設定については少し触れておきます。
ショートカットはメニューのラベル、もしくは環境設定の「ラベルと評価」でも確認出来ます。
*ラベル・レーティングのショートカット「単数字」はCameraRawのショートカットです。
◉ショートカットは、Bridgeのバージョンによっては「⌘+」の有無で違うかも知れません。
例:レーティングの星1つは、「1」と「⌘+1」の両方ですが、デフォルトが「⌘+1」になっている場合があります。
23年10月のアップデートで『キーボードショートカット』の編集機能が付きました。この機能を使い、「1」など単数字を追加・変更する事が出来ます。
◉ラベル「作業用(紫)」のショートカットについて
Bridgeのデフォルトでは、ラベル「作業用(紫)」のショートカットは何もない状態です。とくに宛てがわれていません。
上の画像のショートカットは『キーボードショートカット』の編集機能で追加したものです。
ラベル「作業用(紫)」のショートカットは、『Shift+command+0』です。これは昔からあるCameraRawのショートカットです。
レーティングや他のラベルの単数字もCameraRaw側のショートカットになります。連携が取れるように合わせておきましょう。
*『キーボードショートカット』の編集機能については次に書きます。
*Lightroomとの違いは、Bridgeにはフラグ(旗)がありません。
♦️セレクト♦️
「セレクト」は撮影した画像からお気に入りのものを選んだり、仕事だと納品する画像を選ぶ作業ですが、ラベル・レーティングの使い方一つでもユーザーによってやり方が違いますので、ここでは『画像セレクトの仕方』は触れません。機能の部分について最初は分かりにくい部分などを紹介しておきます。
◎除外のひょうじについて
レーティングの中にある「除外」の表示については、デフォルトでは「除外」とサムネールに付きますが、コンテンツからは除外されません。メニュー欄の「表示」の中に『除外ファイルを表示』の項目があるので、このチェックを外すとコンテンツ画面からサムネール表示自体が除外されます。
ファイルの中から画像が消える分けではなく、あくまでコンテンツのサムネール表示が消えるだけです。
🔴全画面セレクト
セレクトするための全画面表示は2種類あります。まずは「スペースキー」での『フルスクリーンプレビュー(全画面表示)』になります。
*キーボードビュアーは関係ありません。説明用に入れました。
ショートカットを使い「ラベル・レーティング」などでセレクトします。
クリックで拡大表示します。拡大もフルスクリーンで行われます。
🔴レビューモードでセレクト
レビューモード(⌘+B)は、フルスクリーンモードで回転ラックのように表示しセレクト作業を行えます。
フォルダ内の全ファイルが表示されます。⇄(左右)キーで回転するようにファイルを切り変えます。
拡大表示はルーペツールで100%拡大になります。
表示から削除したい場合は、↓キーでプレビューから削除されます。
プレビューから削除しながらラベル・レーティングなどでセレクトをしていきます。最終的に4カットからは分割表示になります。
レビューモードの解除は、画面右上の「×」か、「escキー」を押します。
🔴セカンダリを使った比較
Bridgeは2画面による比較表示が出来ません。プレビューでもとりあえず出来ますが、少し面倒です。
なので多少の一手間ではありますが、セカンダリウィンドウ(新規ウィンドウ)で比較しながらセレクトを行います。
🔴フィルターを使用してセレクト
フィルターでは、Exifに含まれるカメラデータやラベル・レーティング、キーワードなど様々な情報からその画像に付加されているものを選択出来ます。
◎Bridgeのキャッシュを考慮したセレクトのポイントについても少しだけ触れておきます。
セレクトの仕方に別にルールはありませんので、ユーザーごとに使いやすい馴染んだやり方で構いませんがごく一部のカメラマンが行っているフォルダ分けについて書いておきます。
ほとんどのカメラマンやユーザーは一つのフォルダーに入った大量の画像をラベル・レーティング、除外などでランク分けしていると思います。ただ、どのアプリでもそうですが、Bridgeもやはり画像が多いとその分だけキャッシュ作業やキャッシュによる作業の重さが変わります。
一部のカメラマンはセレクト作業は追い込むたびにフォルダを分けて管理します。
モデル撮影やイベント撮影など、一度に大量のカットを撮影します。例えば2000カット撮影したとして、その全ての画像を一つのフォルダーに入れ、Bridgeでセレクト作業します。
割合に多くのユーザーが、その2000カットの中でラベル・レーティング、除外などセレクトします。もちろんフィルタリングなどで表示は減らすのでしょうが、フォルダの中の2000カットは当然そのままです。
現像含めた作業などで、数日かかる場合はとくにそうですが「キャッシュ量」を考えた場合、そもそも開くフォルダの内容量は多いよりは少ない方が良いです。
上の画像はカット数少なめで説明していますが、「2000カットから1000カット、1000カットから500カット」と最終的に300カットに追い込む場合などフォルダー分けする方がBridgeの動きも良いです。
それと、フォルダーで追い込んでいくと、もしも「最終カットよりももう少しカットを増やしたい」などがあった場合、その一つ上が「最終直前に追い込んだ残りのカット」になっているので、作業の効率が良いです。
絶対そうした方が良いと言う事ではなく、フォルダー分けで追い込んでセレクトする方法もあると言うお話しです。
♦️キーボードショートカットをカスタマイズ♦️
キーボードショートカットを使用して、ユーザーの使いやすいようにカスタマイズする事が出来ます。
一番上の「レーティング」のところで触れましたが、ラベルの「紫色」はもともとショートカットがありません。
しかし、CameraRawには昔からラベルの紫色は「shift+command+0」のショートカットがあります。CaameraRawとの連携をとる上でも同じショートカットにカスタマイズしましょう。
使い方は、各種項目の「ショートカット」欄で、クリックすると打ち込む枠が表示されますので、キーボードで任意のキーを打ち込んで入れます。