Adobe Bridgeを使おう

キーワード、メタデータ、検索、フィルター検索、コレクション、時刻編集

Bridgeでは取り込まれた画像を読み込んだ際に、メタデータの追加や、キーワードなどを画像ファイルに埋め込む事が出来ます。さらにExifやキーワードなどから画像の検索を行えます。


♦️キーワード♦️

キーワードはデフォルトの初期設定では、右下にある「キーワードパネル」を使用して、キーワードの作成と設定を行います。画像に合わせて任意でタイトルや内容など好みのものを作成します。


♦️メタデータ♦️

メタデータ欄では、画像の撮影情報、カメラレンズ、CameraRawの基本補正情報など様々な情報を確認出来ます。

また、次に最も利用されるのは画像に埋め込む「著作権情報」でしょうか。これはカメラ側で設定される方も多いですよね。撮影画像もですが、Photoshopで作成した画像、作品などにも著作権のほか細かな情報を追加出来ます。

メタデータを埋め込む画像を選択して、メニューのツールから「メタデータを追加」を押すだけです。

メタデータの作成は、同じくツールにある「メタデータテンプレートの作成...」を押して作成画面から任意の項目を記入してテンプレートを作成します。


♦️検索♦️

フォルダの中の画像をデスクトップの中はもちろん、パソコンに接続されているストレージの中から目的のファイルを検索します。

◉デスクトップやストレージの中にあるファイルを全て「コンテンツ」で表示させるには、メニューの「表示」の中の『サブフォルダー内の項目を表示』を選択します。

デスクトップやストレージ内も全て表示出来ますが、内容量が多いと時間がかかるのと、キャッシュが増えるので注意しましょう。

◉フィルターはほとんどのユーザーが一番使用するパネルですね。ラベル・レーティングだけではなく、カメラ、レンズ、ISO、絞り、シャッタースピードなどで画像を検索出来ます。

メニューの表示から「検索...」で条件を指定してストレージ内のファイルや画像を検索出来ます。


♦️コレクション♦️

目的の画像を複数のファイルやストレージ、条件割り当てなどで「一つにまとめて参照(格納)出来る」機能です。

コレクションパネル下部にあるファイルアイコンから「コレクション」もしくは「新規スマートコレクション」を作成し、必要な画像をドラッグで入れます。

最大の特徴は、やはり複数のフォルダやストレージに散らばった画像を「仮に」まとめて処理ができるところです。

これにより、一つのフォルダ内だけでなく、他の日や違うカメラとの比較調整もCameraRawで一度に行えます。

注意点:他のフォルダから画像をコピーしている訳ではありません。仮想でリンクしていると考えれば良いと思いますが、コレクション作成時と同じ条件でPCに接続した外付けストレージから画像を持ってきた場合、そのストレージが接続されていなければ認識出来ません。
また、画像をゴミ箱に入れてしまうと、元のフォルダの画像がゴミ箱に捨てられますので注意が必要になります。

コレクションから削除するには、画像を選択して上部の「コレクションから削除」で削除します。


♦️時刻合わせ♦️

Bridge上だけですが、「管理として」の画像の撮影時刻を変更することが出来ます。

例としては、イベントや記録撮影などカメラ2台以上の撮影や複数人で同じ撮影をしているときに、個々のカメラの時刻を合わせ忘れた場合などに効果的に使えます。

時刻を変更したい「画像」を選択し、メニュー/編集の「撮影時刻を編集...」を押して編集パネルから時刻を変えます。

調整タイプは3つ。

◯指定日時に変更:調整後の時刻」に任意の時刻を指定します。

◯時間、分、秒でシフト:「追加」は時間を先に進めます。「減算」は時間を逆に戻します。

◯ファイル作成日時に変更:名前通りファイル作成した日時に合わせます。

ほとんどの場合は、「時間、分、秒でシフト」を使用するかと思います。

ポイントは、同じ時刻で撮影したであろう条件および前後の画像を比較して時間を決めることです。同時刻の参照画像がない場合は、完璧に合わせるには何度か秒単位の微調整は必要になります。

変更した時刻はいつでも元に戻せます。メニュー/編集から「撮影時刻をもとに戻す」で戻ります。

この機能は、画像のメタデータの変更は行いません。あくまで『Bridge上』のみでの管理として時刻変更を行います。

変更後は、サムネールの並びを時刻で行えますが、メタデータの変更は行われていないので、「時刻」で整列させた後に「ファイル名」を通し番号などで変更すると良いでしょう。